西川材は、木材の色、艶が良く、年輪が緻密で節の少ない木材として知られています。
古くから建築材として使われ、今も地元の家屋はもちろん、その質から日本全国の神社仏閣等にも使用されています。
木造建築は、その内部に大量の木材を使用しています。このことにより湿度の調整機能が生まれ、夏にカラッと、冬にしっとりとした空間が形成されます。
また、本物の木が持つ美しい木目は、見る人に安らぎと風格ある印象を与え、格調高い空間が形成できます。
埼玉県の南西部、荒川支流の入間川・高麗川・越辺川の流域を西川林業地と呼んでいます。
江戸時代、この地方から木材を筏により江戸へ流送していたので、「江戸の西のほうの川から来る木材」という意味から、この地方の木材が「西川材」と呼ばれるようになりました。
主にスギ、ヒノキの生育が盛んです。
平成21年3月には、「西川材」として商標登録されました(登録第5211704号)。
飯能市では、戦後の木材が不足していた時期に、古くからの林業地としてスギ・ヒノキを伐採し、その跡地や元々広葉樹であった森林に、広く植林を行いました(拡大造林)。
それから50年以上が経過した今、植林した木は成熟を迎え、木材として使われるのを待っています。
江戸時代、西の川を下ってくる良材が、「西川材」と呼ばれました。
あなたの身近にある山や森が、きれいな水や空気を作っていることを忘れていませんか?
一本の木材は、一軒の家をささえるだけでなく、私たちの暮らしを支えています。
●木材は再利用可能な資源
●CO2を吸収して固定化する
●酸素をつくりだす
●水を貯めるダムの役目をする
●動物のすみかとなる
●木製品は加工に使うエネルギーがとても少ない
●精神を安定させる
●紫外線をやわらげる
●柔らかな肌触りが体に優しい
●音を吸収して優しい音色を作る
●カビ・ダニなどの発生を抑える
●有害な化学物質を含まない
●人工林は「育てる」と「伐る」のサイクルで成り立っている循環型の資源です。
●適切に伐って使うことが、自然環境の浄化に繋がります。
●良質な材で耐久性の高い家作り
●木は燃えにくい
●調湿機能が快適な空間を作る
●抗菌性、防虫性がある
●地元の木は、気候にあって長持ち
世界全体から、環境を破壊しながらかき集めてきた木材を使うより
地元に育った木の方が、気候にあって長持ちし、
余計なエネルギーを使わすに、私たちの生活を豊かにしてくれる。